楽しくもあり緊張する

設計はただ仕様書に従って描けば良い分けではない。
これは前回愚痴を書いた通りです。

設計は施工時の事も考えて言い方が悪いですが色々と細工をしています。
また施工時に再検討してもらわないと設計では検討出来ない部分もあります。
だから、そこが見えない(図面が読めない)方と仕事をしても正直楽しくないのです。
逆に
現場を熟知して設計も理解されているサブコンのマネージャー
設計から現場管理まで経験豊富なゼネコンの部長
建築から空調衛生や電気設備の設計図まで把握されてる建築担当部長
この様な方々と一緒に仕事をすると、楽しくもあり緊張します。

図面を細部まで理解されているからこそ
「なぜそこでボックス受けてるの?」
「それそっちから通したら問題起きない?」
「将来対応どこまでどうする?」
「その盤サイズ検討してる?」
色々と質疑があっても、これはこの理由で、それはここでこうなるからと説明すると
「あ~そっか、分かった。」
「でも、こっちはこうしといて」
「いや~、それじゃ足りないよ、だめだよ」
と、設計図を介して会話のキャッチボールが出来ます。
ただ、このキャッチボールでは自分が理解していなかったことや知識が足りなかったことも露呈してしまいます。
だから、このキャッチボールは緊張します。
(設計図を通して自分を自分の手の内を見られている気分です)
でも、
自分が考えたこと、自分が思ったこと、表現したかったことを評価してもらえることは
楽しい。

仕事をするなら楽しくしたい。
ありがとう、助かったよって言われる図面を描きたい。
設計図としてだけではなく、綺麗な図面だねと絵としても評価される図面を描きたい。
だから、緊張しながら楽しみながら仕事しようと思います。