概算・設計・積算
電気設備設計の業務を大きく分けると
『概算』・『設計』・『積算』
に分かれます。
『概算』
本格的な設計を始める前にその建物が工事にどの位の費用が掛かるのかを算出する作業
『設計』
電気設備の設計
『積算』
完成した電気設備の設計図から正確に費用を算出する作業
会社によっては設計のみや概算・積算のみと言った所もありますが、弊社の場合は全ての業務に携わります。
建物の設計の流れは概算→設計→積算ですが、仕事として覚える(出来る様になる)流れは違います。
『概算』はざっくりとした予算計上を目的としていますが、これは意匠図だけの何もない所から想定設備を考えるので、設計と積算の経験が出来ないとできません。
『設計』は以前のブログで書いた通りです。
『積算』は完成した電気設備設計図から正確に数量を拾い出す作業なので、電気設計が全て分からなくても出来るのですが、正直なところ、最近の設計図の精度を考えると、電気設備設計が分からないと難しくなっています。
以上から、設計の流れとは異なり、設計がまず出来ないと積算が出来ず、設計と積算が出来ないと概算は出来ないです。
つまり、仕事として覚える順は設計→積算→概算となります。