積算業務のDXのこと(その2)
積算業務のDXのこと(その1)のつづき
積算業務をDXしなければならないことは分かりました。
が、
何から始めたら良いのだろうか・・・分からない・・・
まぁこうなりますね。
ここでコンサルとかに頼めば滞りなく進むとは思いましたが、自分の会社の事を自分で分かっていないのにコンサル利用しても何も解決しないのではないか?
と、思ってしまいました。
こうなるともう自分で考えるしかありません。
まずは積算業務で何が問題になっているのか考えてみました。
まぁ問題は簡単です。
「すべてが手作業である」
これだけです。
まぁ当たり前です。
では、どこまで手作業を無くせるかを考えてみました。
まず思いついたことは「PDFや紙面上から自動で数量を拾い出せないか」でした。
しかし、最近の図面では・・・無理です。
(積算をしながら図面に朱書き訂正をしてもしきれない位ですから・・・)
そこで、それ以外の部分で人の手を削減出来ないか検討し、次の事が出来るシステムを探す事になりました。
- 数量の拾い作業から利用出来かつ積算集計作業と自動連動するものとする
- 数量の拾い集計のみもデジタル出力が出来る
- 各入力材料単価が建設物価の変動に対応が出来る(有償でもよいので単価マスターデータ等の配布がある)
- 建設物価にない材料及び材料単価などを容易に追加修正できる
つまり、拾い出しは人の手を利用するが、その後工程をほぼ自動化出来ないかと考えました。
これが出来るならPDFの様なデジタルデータをPC上で開いてマウスで拾えるのでは?と思い
- 拾い作業は紙面だけではなくネットワーク上の設計図書からでも作業対応ができる
これも追加して何か良いシステム(ソフトウェア)は無いか探し始めました。
時間は掛かりましたが、何とか良いソフトウェアは見つけました。
(何かをここで書くと面倒なので、それについてはまた別の機会に)
見つけましたが問題はその費用。
数十万の費用であれば何とかしようと思いましたが、こちらのやりたい事を全てやると桁が違いました。
全額借り入れて出来るか?・・・コロナ禍で問題が起きている現状では無理・・・
どうしようか・・・と考えていた時に目に入ったが商工会議所からの会報誌。
そこに書いてあった補助金の文字。
利用したことは無いが何とかなるのではと安易に考えて補助金の利用検討を始めてしまいました・・・
(始めてしまったのが1年掛かりの大変な作業でした・・・)
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